湯を沸かすほどの熱い愛


宮沢りえ

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出典(映画.com):  https://goo.gl/qqvrFd

やばい。
この画像を見るだけで、思い出し泣き。
これほど辛く、強く、輝く笑顔はない。

私が子供の頃、これでもかとメディアや世間に騒がれた人だったと記憶する。それが理由なのか、先入観なのか、彼女の顔つきなのか。

美しさの中にも影のある、なんとも言えない宮沢りえが、この作品でも存分に味わえた。

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私の好きな俳優の一人でもある、旦那のオダギリジョー。ヘラヘラ感が際立つ際立つ。

宮沢りえの右隣にいる杉咲花。「お母ちゃん」って声が心に染み渡る。

そのさらに杉咲花の右隣にいる伊東蒼。すでに渋さと可愛さが共存する謎の雰囲気。

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人の強さって体ではないことが身に染みてわかった。ガリガリになっても、弱ってしまっても、心が強いと大きく頼もしい。バックパッカーとのハグシーンは、明らかに小さいのに大きい存在だった。

悲しい映画、泣かせようとする映画はたくさんある。この映画もその中の一つ。けれども、全然違う。言いたいけれど、何かが全然違う。

そして、ちょっと古くてふざけた感じのタイトル「湯を沸かすほどの熱い愛」。赤くて渋い毛筆のタイトル。

でもね。

これにすべてが凝縮されている。
何度見ても、これしかない。
この文字と笑顔を見るだけで泣いてしまう。


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